猫との快適な日々を送るにはやはり猫の病気について考えてみる必要があります。言葉を伝えることのできない猫のことをいつもそばにいる人間が気をつけてあげたいものです。
また、予防接種は病気を防ぐためには非常に大事なことです。
伝染病は他の猫からうつったり、病院でうつったり、家の中でも人間の靴や服で運ばれてうつることがあります。動物病院では、病気を予防する3種混合ワクチン(猫ウイルス性鼻気管炎・猫カリシウイルス感染症・猫伝染性腸炎)と、猫白血病ウイルス感染症ワクチンなどが受けることができます。

猫の風邪と呼ばれている「猫カリシウイルス感染症」「猫ウイルス性鼻気管炎」は、治療によってその症状が治まった場合も、ウイルスが体内に居続けています。そして、また抵抗力が無くなり体調を崩してしまうと、その度に発病を繰り返してしまいます。また、リンパ腫や白血病を起こす「猫白血病ウイルス感染症」、激しい腸炎を起こす「猫パルボ」、 子猫がかかりやすい風邪「猫ウイルス性鼻気管炎」が上げられます。当院では、3種及び5種混合のワクチン接種を実施させていただいております。

予防の対象となる病気(感染症)とそのワクチンをご紹介します。

対象となる感染症 ワクチンの種類
3種混合 4種混合 5種混合 7種混合
猫ウイルス性鼻気管炎
猫カリシウイルス感染症
猫汎白血球減少症
猫白血球ウイルス感染症
猫クラミジア感染症
猫カリシウイルス感染症

※ワクチン接種は、有効的に疾患を予防するものです。ワクチンを接種しても感染・発症を防ぐことができない場合もあります。